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ゲームコミック〜イース太陽の仮面

イースシリーズの中でも特殊な4作目、ある意味イースの設定をもっとも体現したとも言える作品だったりするって話は以前書きました。

 

gamerihabiri.hatenablog.com

 

今回は、そんな4作目のコミカライズ作品のお話です。

 

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作画:奥田ひとしさん、脚本:糸井賢一さん、1995年に角川書店さんから発売(奥付より)

 

まず目を引かれるのが表紙のアドルくん。ちょっとこのアドルくん可愛いすぎませんかね?(笑)このアドルくんだとおねいさんどころかおにいさんにも声をかけられてしまいそう、、、っと何でもありません。ちなみに本編中のアドルくんはもう少し大人びてるのでご安心を(ナニガ?)

 

話がそれました。さて、こちらタイトルに太陽の仮面(MASK OF THE SUN)とあるのでSFC版準拠な内容かと思いきやサラさん生存ルートだったりするのでPCE版の要素も取り込んでいるっぽいですね。両作を取り入れつつもオリジナルな展開になってます。ちなみに原作ゲームのタイトルは、SFC版が「MASK OF THE SUN」でPCE版が「The Dawn of Ys」となってます。

 

原作に忠実なコミカライズもいいですが、コミカライズならではのオリジナル展開もいいものです。特にイースは設定上同一の冒険を元にしつつも物語の多様性を許容してるのでそれぞれ楽しめるのもいいところ。なんせ設定上は本家ファルコムさんが出したものでも「解釈のひとつ」でしかありませんからね。いやホント懐の深い作品です。

 

今作ではオリジナルの有翼人が出てきたりとなかなか楽しめました。ゲームの方では7作目以降すっかり有翼人設定が鳴りを潜めてますが、有翼人設定の新しい物語もまた見てみたいですね!