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ゲームだけじゃない!?イースOVA感想

名作アクションRPGイースOVAオリジナルビデオアニメーション)になっていたのをご存知ですか?イースを原作として1989年11月21日から1991年9月5日の間に全7話が発売、イースIIを原作として1992年12月16日から1993年7月21日の間に全4話が発売されました。

当時はVHS(所謂ビデオカセットテープなんですが今となっては知らない人もいるかも?)やLD(CDやDVDのデッカい版?こちらも今となっては知らない人が多いかも)といったメディアで発売されましたが、その後イース完全版の初回特典としてDVD化されてます。んでもってその特典DVDを中古で手に入れました!

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昔の作品なので絵や演出の古くささは否めませんが、それでもイースシリーズを補完する貴重な資料かなと。さて、以下は本作品を視聴しての感想です。

イースOVA全7話はイースIを原作にアレンジを加えられた作品です。各話のタイトルにイースの書の各章をあてていたりと細かいこだわりも。アドルの駆け出しの冒険者っぷりが表現されていたりゲーム本編では想像するしかなかった部分の補完(アドルとフィーナのふれ合い(イチャコラシ-ン)等)もあったりとアレンジされているもののそれなりに原作を意識した作りになっているかな?まぁ結構大胆なアレンジもされてたりしますけどね。ダルク・ファクトの葛藤も描かれていたりとなかなか楽しめました。あ、そうそうダームの塔以前にドギさん絡みまくってるんでちょっと心配してたんですがちゃんと壁壊しに来てくれました(笑)

イース天空の神殿〜アドル・クリスティンの冒険〜はイースIIを原作とした上記の続きとなる物語です。こちらは全4話。衝撃のオープニングからはじまります。上記ラストで6冊のイースの書を集めたアドルが天空にあるイースへと原作通り(アドル砲で)打ち上げられますが、今作オープニングでは衝撃の着地シーンからはじまります。というかよく死ななかったデスネという着地っぷり(笑)女神さんもちっと軟着陸できなかったんでしょうか?終盤で女神が地上にいる六神官の子孫を天空のイースへ召喚するシーンがあるんですが、ここは安全に着地させてるんですよね。アドルくんの扱いヒドくないっすか?(笑)さて、今作でもアニメーションならではのアレンジが施されてます。アドルの葛藤シーン・・・どころか闇落ちまでしてます(笑)いやかなり大胆なアレンジですね(^^;)あと当時の人気を反映してかリリアにかなりスポットが当てられてますね。ただ個人的に「解せん!」と思ったのはフィーナとの別れのシーン。あっさりアドルがバイバイしてたりというかあの超大事なフィーナのセリフがカットされてるぅぅぅ!これは解せないというか解せんですな。そうそうアレンジといえば天空にもいるはずの六神官の子孫が全スルーされているかわりにドギさんが活躍してます。その際のセリフで・・・

誰が僕(しもべ)じゃーい! by ドギ

には笑いました。とまぁー原作からはかなり大幅なアレンジがされてたりしましたが、これはこれで楽しめました。

今では中古で手に入れるしかなさそうですが、今のところ相場も安価だしイースシリーズ、特にI&IIに思い入れのある人なら入手してみるのもいいのでは?まぁ原作原理主義な人にはツッコミ所満載な内容だったりするかもしれませんが、ゆるりと見る分にはなかなか楽しめる作品でした。

最後に、イースとアニメーションといえば、新海監督にイース劇場版(笑)とか作って欲しいなぁーとか妄想しちゃいます。新海監督が元ファルコムだったというのは結構有名な話でイースIIエターナルのオープニング映像を手がけているそうな。ふむ、これはぜひ実現して欲しいゾ(笑)