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イースシリーズ4作目のアレコレ

イースシリーズナンバリングタイトルとしては4作目、そしてアドルくんの冒険譚としては3つ目にあたる作品。最近、PS4の移植版が出てまったりプレイしている最中です。ちなみにPS4に移植された「セルセタの樹海」は元々PS VitaでリリースされたものでPS4版ではちょっとだけ綺麗になっている程度でほぼベタ移植です。またSteamでも日本語対応(音声は日本語非対応)で配信されてます。


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さて、そのセルセタの樹海ですが、他のナンバリングタイトルに比べてかなり特殊な立ち位置だったりします。ナンバリングタイトルなのにファルコムが作っていないという状態が長らく続いていた本作、しかも複数メーカーから出ていてしかもそれぞれ話も違うという事でどれが公式設定なん?と各作品間で紛争も勃発(笑)そんな紆余曲折を経てついにファルコムイース4を作るぞ!という事でリリースされたのがセルセタの樹海です。


Vita版発売時はイースシリーズ25周年という事もあって豪華特典付きの記念パックも発売されました。


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この内、イース古今曲集はPS4版の初回特典として復刻されました。


さて、そんな今作の歴史を振り返ってみるとまず最初に発売されたのは1993年11月19日のスーパーファミコン版「イースIV MASK OF THE SUN」です。続いて発売されたのが同年12月22日のPCエンジン版「イースIV The Dawn of Ys」です。このほぼ同時期に発売された2作品が長らく公式解釈で紛争していた原因だったりします。ファルコム原案のシナリオを各メーカーがそれぞれの解釈で作った作品ですが、別々のプラットフォームとはいえ何故にファルコムは同時期に違うメーカーに作らせたんでしょうね?(^^;)その後にしばらく経ってから2005年5月26日にこれまた別メーカーからPS2版「イースIV MASK OF THE SUN -a new theory-」という作品が発売されました。タイトルからしSFC版準拠かな?と思いきやこれまたかなりの独自アレンジされたストーリーみたいです。(※こちらの作品は未プレイの為、見聞きした情報から)そして最後にファルコムが作ったセルセタの樹海と同じ作品なのに4つのストーリーがあるという珍しい作品です。まぁファルコムが作ったセルセタの樹海が公式なのは言うまでもありませんが、当時プレイしたユーザーには中々に複雑な心境もあるようです。


上記のそれぞれ違うストーリーがあるという状態にはファルコムが面白い見解を出してたりします。曰く、イースシリーズは、アドルの冒険日誌を元に後世の人が独自の解釈で物語ったものがゲームであると。なるほどメタな発言ですが、過去作のリメイクも含めストーリーが改変されたりしても納得できる設定です。


そんな今作は、どのストーリーが正史であるとか気にせずにそれぞれの物語を違いを含めて楽しんじゃうのが正解なのかな?と個人的には思ってます。というわけで未プレイのPS2版もぜひプレイしたいなと思っちょります。